時のシルエット

aiko( 柳井愛子 ) 時のシルエット歌詞
1.Aka

作詞:AIKO
作曲:AIKO

あなたがあたしの事をどう思っているのか
それはそれは毎日不安です
あたしが今日を楽しく生きて行くさじ加減もあなたが握っている
遠くて逢えない日があっても 全てうまく行きますように
どんな噂があったとしても遠くに離れて行かないで欲しい

素直に言えない 自分も消せない
小さな事で落ち込んだまま上がって来れないあたしだけど

目の前に広がる今だけの世界 ここはあなたとあたしの幸せの中だろう
ぼやけた向こうに見える顔
泣いてしまうなんて勿体ない 泣いてしまうなんて勿体ない

今夜は眠れないかもしれない ずっと離れたくないからね
夢でも闇でも一緒にいたいんだけど だめだったらどうすればいいの

見透かされてる心の果ては どんな匂いがするのだろう?
知らない場所も解ってるのでしょう

目の前に広がる今だけの世界
あなたのその瞳がまさに生きている証だろう
優しく触った頬に赤
泣いてしまうなんて勿体ない 泣いてしまうなんて勿体ない

音の混ざった人混みの中 二人離れず手を繋いだ
愛してるよりも強い指で

目の前に広がる今だけの世界 ここはあなたとあたしの幸せの中だろう
ぼやけた向こうに見える顔
泣いてしまうなんて勿体ない 泣いてしまうなんて勿体ない


2.くちびる

作詞:AIKO
作曲:AIKO

あなたのいない世界にはあたしもいない

いつも声聞くと胸が粉々になる
あたしはずっとあなたに縛られてる
震えた唇であなたを塞いだ
それがきっと運命だったから

閉じこもったままで待ってばかりだった
そんな気持ちもういらない
あなたがあたしを連れ出した

たった今すぐ逢いたいってあなたが思っていて欲しい
何もかも置いてここに来て欲しい
唇に息がかかるたび倒れてしまいそうで
あなたのいない世界にはあたしもいない

誰にも理解してもらえなくてもいい
あなたが笑えば何故かそれでいい

明日何が起こっても今目の前であった事が本当なら
明日も笑って迎えられる

鼓動の奥へ連れてってそして確かめて欲しい
そばにいる事を触って解って欲しい
焼き付けた後に目尻で優しく話しかけて
あなたのいない世界にはあたしもいない

たった今すぐ逢いたいってあなたが思っていて欲しい
何もかも置いてここに来て欲しい
唇に息がかかるたび倒れてしまいそうで
あなたのいない世界にはあたしもいない


3.白い道

作詞:AIKO
作曲:AIKO

あなたを抱きしめ目を閉じた まぶたの裏で雪が降る
長い時間だったのか あっという間だったかな
今日も一人歩いた道で ぼんやりあなたの事想う
沢山思い返したら今はまだ苦しいからね

何も知らなかったあの日からあなたを覚えた終わりまで

頷く仕草が好きだったいつもいつも見ていたかった
この世の終わりは一緒に居ると 君と僕は似ていると
言われただけで飛び立てたの
寒い日はもう越せない

星が照らす白い道 あなたに逢いに行った道
特別胸が痛くって 冷たい風に汗をかく
遠く長く感じていてもあなたの姿が見えてしまえば
きっと終わってしまうって体の奥が気付いてる

今どうしても我慢できないな 息を止めてないと泣きそう

声もぎこちないキスも運命と感じた時も
壊れぬようにと抱いたあなたの誰も知らない心を
いつまでも守りたかった
あたしだけが動けない

何も知らなかったあの日からあなたを覚えた終わりまで

頷く仕草が好きだったいつもいつも見ていたかった
この世の終わりは一緒に居ると 君と僕は似ていると
言われただけで飛び立てたの
寒い日はもう越せない


4.ずっと

作詞:AIKO
作曲:AIKO

ずっとそばにいるから どんな事があっても
あたしに見える世界は あなたも必ず見ている
優しく笑う向こうに 絶望があったとしたら
全部あたしにください それでも平気だから

ここには誰も知らないあたしがいる

あなたに出逢えた事があたしの終わり
ゆっくり息をする 胸の上耳を置いて
生きてる限り何度も触れて知るの
あなたのあたたかい味 永遠に

ずっとそばにいるからどんな事があっても
明るく見える世界の裏も一緒に行こう
絶対言えないことも 小さな冷たい嘘も
あなたのかかとに躓き笑い合えれば消えるわ

一つだけでいいの 変わらないもの

時に逆らい離れたあの日の様に
二人に吹く風が違う道誘っても
必ずあなたの声だけは聞こえるの
どんな明日が待っていようとも

あなたに出逢えた事があたしの終わり
ゆっくり息をする 胸の上耳を置いて
生きてる限り何度も触れて知るの
あなたのあたたかい味 永遠に


5.向かいあわせ

作詞:AIKO
作曲:AIKO

いつも胸は苦しい 昨日とても嫌な夢も見た
誰にも言えないから飲み込んでしまうしかないよ
ちゃんと明日があるのなら 今日は終わらせないといけない
忘れていけない事を抱いて今夜眠ろう

あなたは傷付き心が少し欠けた あたしはあたしでとても不安なの

暑い坂を上ったとこ ためらわないで
キスをしてね 悩まないで 向かいあわせ
あぁ やだ...涙が出る

いつも手を繋ごう 流れてく時間にただ揺れよう
誰にも入れない部屋 二人で開けてみよう

出逢えたそれだけ あなたのその背中に 何度も見てるの 未来の奇跡を

灼けた指輪の跡が印す 想い出の色に
あなたを想うだけの強さをあたしは貰った
あぁ やだ...涙が出る

そばにいてね 年を重ね 空を見た時
きっと凄く幸せなの あなたとあたし
あぁ また...涙が出る

暑い坂を上ったとこ ためらわないで
キスをしてね 悩まないで 向かいあわせ
あぁ やだ...涙が出る


6.冷たい嘘

作詞:AIKO
作曲:AIKO

しかし連絡がないな ずっと待ってるのも堅苦しくなってきた
いらぬ想像は宇宙をも超えるな あなたの隣に誰も居ません様に
ただ恋しいだけなのに あなたの背中だけ笑って
見つめついて行きたい それだけなのに

昨日ついた嘘はもう過去になる 残るは後悔とうまくいかない今
あなたを愛した事もさぁ いつかは嘘になるんだ

なんだか心が痛いと全部をダメにした様だ
悲しい不安な気持ちに
茜空が涙を誘う 切れた電球は耳元で振れば
小さな音でさようなら

どこか理解している だったなら面倒臭い事
毎日ため息つくだけに息を吸うなんて

ずっと大切だと思っていたけど
僅かな隙間から生まれた気持ちがゆっくり揺れはじめたら
なんだか解らなくなるんだ

最後のキスはきっと二人を引き留めようとお互いがした冷たいキスだと
目をつぶって潜る夏の水に流してしまおうか
深く深く見えなくなるまで

なんだか心が痛いと全部をダメにした様だ
悲しい不安な気持ちに
あぁなんて嫌な夢だと笑ってしまえればこんな狂おしい想いも知らずに
茜空が涙を誘う 切れた電球は耳元で振れば
小さな音でさようなら


7.運命

作詞:AIKO
作曲:AIKO

ベランダのコンクリートに黒い水玉模様
少し雨が降り始めた 頭が痛い
だけど空気を入れ換えたい 窓は開けていようか
同じくあたしの心も入れ替えられないかな

こんな日はこんな日は
間違ってしまう

あなたを愛していた もうそんな事も忘れた
冗談まじりに運命を信じていた
今は元気にしてるの?
ねぇ本当にあの時抱きしめてくれたのはあなただったの?

ガラス窓ぶつかった光が増えて作る夢道
同じくあたしの心も連れてってくれないかな

こんな日はこんな日は
傷付けてしまう

受け止められない程 身も心もこの愛も
遠くに離れていってしまったのね
いつしか熟して腐ってく良いことや悪いことを
泣いて抱きしめる力が欲しいんだよ

こんな日はこんな日は
間違ってしまう
思い切り生きた
もう生きた

あなたを愛していた もうそんな事も忘れた
冗談まじりに運命を信じていた
向こうの空が少し水色を放った
この空をくれたのはあなただったの


8.恋のスーパーボール

作詞:AIKO
作曲:AIKO

眠る眠る眠る眠って忘れたいの
昨日のこと 明日のこと 全部全部
だけど全然眠れなくて気になってるの
あの時あなたに言ったこと失敗だった

日焼け止めを綺麗に洗いきれずに
夜中に腕が 夏の匂い

少しこもった熱が更にあたしの気持ち
ぐるぐるひっかき回してはかき乱す
瞼も爪も髪も舌も離れなくて困った
幸せは怖いものだ

何度も寝返って迎えた寝不足な朝
何ひとつ忘れられない大切な朝
あなたを一番近くで見つめた瞬間
唇はカメラの様にまばたきをした

はじかれまい 日射しにもあなたにも
桃色の汗は夏の匂い

うわずった声の波乗り 笑顔を見せて
心の中で唱えるのは魔法の呪文
素直になるのがこんなにも難しくなるなんて
幸せは解けぬ謎だ

出口は塞いでしまおう 2人で迷いたいの
今夜をあげる

あなたの指先が初めて耳をかすめた
あたしの体の真ん中 自分じゃないみたい
少しこもった熱が更にあたしの気持ち
ぐるぐるひっかき回してはかき乱す
瞼も爪も髪も舌も離れなくて困った
幸せはすぐ隣だ


9.クラスメイト

作詞:AIKO
作曲:AIKO

こうして逢うのは 何回目だろう
気付かない間にあたしも変わってゆくんだな

別れたあの日をあなたは今も覚えてる?

知らない体抱くような
取り残された気持ちは
色んな想いに包まれ
息をする 優しく笑う
その目にあたしの瞳
あぁ 昔もそうだったな

さよならするのはもう少し後でいい
あなたは想い出のホコリを撫でて払った

教えて心の中では何を考えてる?

だけどもう帰れないような
だから何度もキスした
昨日も遠い過去の様
抱きしめて付いた爪の跡も明日には消える
あぁ こんなにも辛いのか…

朝は青い 少しだけ眠い
あなたの胸の音聴いたら
大切に秘密にあたしの胸の奥しまっておくよ

知らない体抱くような
取り残された気持ちは
色んな想いに包まれ
今からこの部屋を出る
あなたが知ることのない新しい日が始まる


10.雨は止む

作詞:AIKO
作曲:AIKO

歩く地面の所々 色が変わっているのはなぜ
今日は知らない道を行こう 迷いながら 楽しみながら
誰かが腕を引っ張った そんな気がして振り返る
誰もいない 誰もいないの
鏡に映るあたしが言った

もうすぐ雨は止む
息を大きく吸い込んで
きっと今なら空も動く
もうすぐ雨は止む

濡れた指先 跳ねるかかと 雨が舞う後ろ足を
少し強く振り上げれば きっと今日を乗り越えられる
繰り返し擦り剥いた膝も 力を貸してくれるよ
素直に笑うあなたの様に あたしも始めに戻りたい

もうすぐ雨は止む
心の裏を隠しても
雲の上には星が光る
もうすぐ雨は止む

心細い新しい道で
思い出すよあなたの光を

もうすぐ雨は止む
息を大きく吸い込んで
きっと今なら空も動く
もうすぐ雨は止む


11.ドレミ

作詞:AIKO
作曲:AIKO

すき きらい すき きらい
れんげの花 終わらない
すき きらい すき きらい
きみはどこへ帰るの?

あぁ今日も後ろだけ
君の後ろだけ
ながめて帰る
宝の道 黄色の石

初めて飲んだサイダーが喉を刺したその向こうに
きみの笑う顔が見えた
またあした さようなら

すき きらい すき きらい
壁にこすったカバンが
すき きらい すき きらい
裏を向いて泣いている

どうしても少しだけ
話してみたかった
何を言えばきみはぼくを見て笑うの?

公園の砂と すべり台
イチジクの実は 汗のまつげ
わずかな時の中にいつも
想い出がありました

初めて飲んだサイダーが喉を刺したその向こうに
きみの笑う顔が見えた
またあした さようなら

すき きらい すき きらい
きみはどこへ帰るの?


12.ホーム

作詞:AIKO
作曲:AIKO

じゃあ またねと見えなくなるまで
手を振って帰った部屋
ほどいた髪の毛にあなたの匂いがついてたから

大きく吸い込んだ空気が冷たくて咳をした
一緒に優しさのカケラも落とさぬ様に
まだそれがなんなのかちゃんと解っていないけど

赤い星を初めて2人で見た日の事も
待っててくれたホームの黄色の切れ端も
大切なものにあたし達は何度か出逢う
明日話そうね もう忘れない様に

毎日新しい人の波
繰り返し息をする
桜も夏もひつじ雲も雪の朝も
あなたと何度もこの窓から見た景色の色

とりとめのない言葉で伝える想いは
あなたの元に届くまでに
不安を飲み込んで喜びを見つけ出してきっと必ず飛び込める
あいしてる 強く抱きしめてたい

胸の中の音がひとつあなたと重なり合えば始まりの音
もしも全てに迷ったらまたここで待ち合わせしよう
変わらないよ

赤い星を初めて2人で見た日の事も
待っててくれたホームの黄色の切れ端も
大切なものにあたし達は何度か出逢う
明日話そうね もう離れないように


13.自転車

作詞:AIKO
作曲:AIKO

さっき小さな音が聞こえた 外はまだきっと寒い
朝の白い空を見上げて ゆっくりあなたを想う

気持ちは昨日今日毎日変わって行く
明日あなたはあたしの事をどう思っていてくれるだろう

とても冷たい風の中も 暑い暑い日射しの下も
あなたを温め あたしを冷ます
右手と左手はここにあった

思い出したよ理由もなくただ 好きになっただけのあの日を

巻き忘れて止まったままの腕時計
そこには少し昔の二人がまだいる様な気がして

心の中にポツンとあった 優しい気持ちに背中を向けて
あなたの右手 振り解いた
こんな自分をいつ許せるだろう

明日あなたはあたしの事をどう思っていてくれるだろう
両手を挙げて笑って返す 空がとても眩しい

あなたが決めたさようならは 当分あたしを苦しめるかも
知らない明日がやって来る事 こんなにも辛いなんて
長い坂を自転車こいでまたあなたがやって来そうで
こんなに好きな人に逢えた事は とても大きな出来事